「理由がないのに落ちる」のは、理由がないわけじゃない
季節の変わり目に、からだは想像以上に働いている
季節の変わり目は、気温も気圧も日照時間も、短い期間で大きく動きます。 そのとき、私たちのからだは体温を保ったり、血圧を調整したりと、意識しないところでずっと働き続けています。 つまり、本人は何もしていないつもりでも、からだは残業している状態です。 そこにいつも通りの仕事量が乗ってくれば、「なんとなくしんどい」となるのは、むしろ自然なことだと思いませんか。「気のせい」でも「甘え」でもありません
こういうとき、多くの方がまず自分を疑います。 「気の持ちようだよね」 「みんな同じ条件なのに、自分だけ弱いのかも」 でも、疲れは条件が同じでも同じようには出ません。もともとの睡眠の質、食事、運動量、そして仕事の負荷。それぞれ違えば、出方も違います。 参考までに、厚生労働省の令和6年「労働安全衛生調査」では、仕事や職業生活に関する強い不安・悩み・ストレスがあると答えた労働者は68.3%。その内容で最も多かったのは「仕事の量」で43.2%でした。 3人に2人以上が、何かしらの負荷を抱えて日々を過ごしているということです。 あなただけが弱いわけではありません。 この時期に多いのは、「腰痛」ですね。痛みは体のサイン!体と心の状態をわかりやすく感じさせてくれるのが痛みだからです。気持ちを立て直そうとする前に、確認してほしいこと
コーチという仕事柄、「気持ちをどう切り替えるか」を聞かれることは多いです。 でも私は、その前に必ず「からだ」のほうを確認します。 なぜなら、眠れていない人に前向きな目標を立ててもらっても、うまくいかないからです。考えても答えが出ないときは、たいてい土台が揺れている
- 最近、眠りが浅くないですか
- 食事の時間がバラバラになっていませんか
- ここ数日、外の光を浴びましたか
- 呼吸が浅く、肩が上がったままになっていませんか
からだから整える、3つの習慣
大がかりなことは必要ありません。今日からできることを3つだけお伝えします。① 朝、5分だけ外の光を浴びる
起きて1時間以内に、外の光を浴びてください。ベランダでも、玄関先でも構いません。 体内時計は光でリセットされます。夜の眠りの質は、実は朝の過ごし方でかなり決まります。 「夜眠れない」を夜だけで解決しようとすると、たいてい行き詰まります。② 食事の「時間」だけ、そろえてみる
内容を完璧にする必要はありません。まず時間をそろえてください。 私は東洋医学・薬膳の考え方も学んできましたが、そこでも「何を食べるか」と同じくらい「いつ食べるか」を大切にします。 決まった時間に食べるだけで、からだは「今は活動する時間」「今は休む時間」のリズムを取り戻していきます。③ 1日1回、息を長く吐く
深呼吸というと大きく吸おうとする方が多いのですが、大事なのは吐くほうです。 4秒吸って、8秒かけて吐く。これを3回だけ。 疲れているとき、私たちは無意識に浅く速い呼吸になっています。吐く時間を長くすると、からだは「安全だ」と判断しやすくなります。 信号待ちでも、パソコンの前でもできます。それでも動けない日は、動かなくていい
3つの習慣をお伝えしましたが、それすらできない日もあります。 そういう日に「セルフケアもできなかった」と落ち込むのは、本末転倒です。 季節の変わり目は、回復に使う時期だと私は思っています。 木も、秋には葉を落とします。落とすことが弱っている証拠かというと、そうではありません。次の季節に向けて、必要なことをしているだけです。 人も同じで、ずっと同じ出力で走り続けられる人はいません。 落ちている自分を責める代わりに、「今は整える時期なんだな」と受け取ってみてください。それだけで、少し呼吸がしやすくなるはずです。それでも気分が戻らないときは
2週間以上、気分の落ち込みや眠れない状態が続いている。日常生活に支障が出ている。 その場合は、セルフケアの範囲を超えている可能性があります。遠慮なく医療機関にご相談ください。 コーチングは、前に進みたい人の力を引き出す関わりです。治療とは役割が違います。 今のあなたにとって必要なものが何なのか。それを見極めることも、大切な一歩です。よくある質問
季節の変わり目に気分が落ちるのはなぜですか?
気温・気圧・日照時間が短期間で大きく変化し、からだが体温や血圧の調整に多くのエネルギーを使っているためです。本人は何もしていないつもりでも、からだは常に働き続けている状態のため、いつも通りの生活が重く感じられます。気分が落ちるのは心が弱いからでしょうか?
いいえ。疲れの出方は、睡眠の質・食事・運動量・仕事の負荷によって人それぞれ違います。厚生労働省の令和6年労働安全衛生調査でも、強い不安やストレスを感じている労働者は68.3%にのぼります。あなただけの問題ではありません。気分が落ちているとき、まず何をすればいいですか?
気持ちを立て直そうとする前に、睡眠・食事・光・呼吸という土台を確認してください。土台が揺れている状態で考えても、思考は不安のほうへ引っ張られます。夜眠れないときはどうしたらいいですか?
夜だけで解決しようとせず、朝の過ごし方を変えてみてください。起床後1時間以内に5分ほど外の光を浴びると体内時計がリセットされ、夜の眠りの質が変わりやすくなります。病院に行くべきか、セルフケアで様子を見るべきか迷います
気分の落ち込みや不眠が2週間以上続いている場合、また日常生活に支障が出ている場合は、医療機関へのご相談をおすすめします。コーチングは前に進みたい人の力を引き出す関わりであり、治療とは役割が異なります。体験セッションのご案内
考えても答えが出ないときは、一度、外に出してみませんか。
コーアクティブコーチングの体験セッションを行っています。60分 5,500円(初回の方限定)。オンラインはメッセンジャーのビデオ通話、神戸・大阪では対面も可能です。
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