最近、決めるのが遅くなっていませんか
以前なら即決していたことに、時間がかかる。 一度決めたのに、夜になってまた考え直している。 結論を先送りにして、そのこと自体がずっと頭の片隅に残っている。 もし心当たりがあるなら、それは決断力が落ちたわけではありません。 理由は、だいたい次の2つのどちらかです。理由①:一人で決め続ける構造になっている
経営者の8割以上に、十分な相談相手がいない
中小企業の経営者・幹部を対象にした調査では、85%が「社外の相談相手が十分ではない」と回答しています。内訳は「全くいない」が28%、「多少はいるが十分ではない」が57%です。 つまり、相談相手がいないのは例外ではなく、標準です。 そして同じ調査では、相談相手が十分いる企業と全くいない企業とで、売上向上施策の成果に68.8%と17.9%という差が出ています。 これは「相談すると気が楽になる」という話ではありません。判断の質そのものが変わるという話です。社内に相談できない理由は、能力ではなく立場
スタッフに相談できないのには、はっきりした理由があります。- 迷っている姿を見せると、不安にさせてしまう
- 相手にとっては雇用そのものに関わる話になる
- 判断の責任は、結局こちらにしかない
理由②:判断する「からだ」が消耗している
ここは、トレーナーでもある私が特にお伝えしたいところです。判断は、体力を使う作業です
一日の中で、経営者は膨大な数の判断をしています。 大きな決断だけでなく、返信の言い回しひとつ、優先順位のつけ方ひとつ、すべてが判断です。 そして判断はエネルギーを消費します。 消耗した状態では、質は確実に落ちます。 夕方になると決められなくなる、という経験はないでしょうか。あれは意志の弱さではありません。「決められない」の前に、ここを確認してください
| 確認する項目 | 崩れているとどうなるか |
|---|---|
| 睡眠 | 新しい情報の処理が落ち、既知の選択肢に固執しやすくなる |
| 食事の時間 | 血糖の変動が大きくなり、集中が途切れやすくなる |
| 運動 | 思考の切り替えが利かず、同じ考えが回り続ける |
| 一人になる時間 | 情報の入力ばかりで、整理の時間が取れない |
コンサルティングと、コーチングの違い
ここははっきりさせておきたいところです。| コンサルティング | コーチング | |
|---|---|---|
| 前提 | 正解は外にある | 答えは本人の中にある |
| やること | 分析して、答えを提示する | 問いかけて、本人の答えを引き出す |
| 向いている場面 | 知識・手法が足りないとき | 何をしたいかが自分でも見えないとき |
- やるべきことはわかっているのに、動けない
- どの選択肢も正解に見えて、決められない
- 事業は回っているのに、これを続けたいのかわからなくなった
「決める」を取り戻すために
決められないときは、選択肢ではなく基準を見る
決められない多くの場合、選択肢が足りないのではなく、判断基準が言葉になっていません。 「どちらが正しいか」を考え続けても答えは出ません。 「自分は何を大事にしているのか」がはっきりすると、選択肢は勝手に減ります。 これは一人でやるのが難しい作業です。自分の前提は、自分では見えないからです。まず、コンディションを戻す
そして、これは何度でも言います。 眠れていない状態で重要な判断をしないでください。 判断を先送りする勇気も、経営者には必要です。明日の自分のほうが、確実にいい判断をします。私が経営者の方と関わる理由
私は、コーチングを学んだだけの人間ではありません。 3店舗を運営する一人社長として、集客も、数字も、人の問題も、今まさに引き受けています。 同時に、19年トレーナーとして人のからだを見てきました。科学的なトレーニングの知見と、東洋医学・薬膳の考え方の両方を使います。 そのうえで、コーアクティブコーチングという人を丸ごと扱う関わり方をしています。仕事の停滞とからだの不調は、たいてい同時に来ます。
その両方を同じ場所で扱えることが、私がお役に立てる部分だと思っています。 もし今、一人で決め続けることに疲れているなら。 一度、外に出して整理する時間を取ってみてください。それだけで見え方が変わることは、本当によくあります。 体験セッションのご案内は、近日中にこのブログでお知らせします。よくある質問
経営者が決断できなくなるのはなぜですか?
主な理由は2つです。ひとつは一人で決め続ける構造により、考えが頭の中だけで回り続けて整理されないこと。もうひとつは、判断そのものが体力を消耗する作業であり、睡眠や食事が崩れていると判断の質が落ちることです。決断力の問題ではありません。社内に相談相手がいないのは自分だけでしょうか?
いいえ。中小企業の経営者・幹部を対象にした調査では、85%が「社外の相談相手が十分ではない」と回答しています(全くいない28%、多少はいるが十分ではない57%)。相談相手がいないのは例外ではなく標準です。コーチングとコンサルティングはどう違いますか?
コンサルティングは分析して答えを提示するもので、知識や手法が足りないときに向いています。コーチングは問いかけて本人の答えを引き出すもので、何をしたいかが自分でも見えないときに向いています。外から渡された答えでは、人は動けないことが多いためです。忙しくてコーチングを受ける時間が取れません
判断に迷っている時間、決めたことを何度も考え直している時間のほうが、実際には多くの時間を消費しています。整理の時間を先に取るほうが、結果として時間は増えます。経営の知識がないコーチに相談して意味がありますか?
経営の当事者でないコーチには、判断の重さが実感として伝わりにくい面があります。私自身は3店舗を運営する一人社長として、集客・数字・人の問題を今まさに引き受けています。そのうえでコーチとして関わっています。体験セッションのご案内
考えても答えが出ないときは、一度、外に出してみませんか。
コーアクティブコーチングの体験セッションを行っています。60分 5,500円(初回の方限定)。オンラインはメッセンジャーのビデオ通話、神戸・大阪では対面も可能です。
その場で継続の契約を迫ることはありません。「今日はここまでで」で終えていただけます。

コメント