こんにちは。
コーアクティブコーチの大小田です。
はじめに:優しい人ほど“限界に気づけない”
誰かを傷つけないように。
場を乱さないように。
期待に応えられるように。
そんな「やさしさ」を持っている人ほど、
知らないうちに 自分を後回しにしてしまう ことがあります。
そして、その“やさしさ”が積み重なるほど、
気づけば “我慢” に変わってしまうことも。
今回は、頑張り屋さん・人のために尽くしてしまう人に向けて
我慢に変わる前に気づける “心のサイン” をまとめました。
1|そのやさしさ、実は“我慢”に変わっているかもしれないサイン
①「本当は嫌」なのに断れない
・頼まれごとを全部引き受けてしまう
・自分の予定を削ってでも対応してしまう
これは優しさではなく、
自分を犠牲にしてしまっている状態。
心の中では、「また無理してしまった…」という声が聞こえているはずです。
② 頑張り続けているのに、満たされない
本当に誰かの役に立っているなら、本来は少し嬉しさがあるもの。
でも…
- 感謝されても響かない
- やってもやってもラクにならない
- 達成感より“疲れ”が残る
これは 頑張りのベクトルが外向きすぎる サインです。
③「私が我慢すればいい」が口ぐせになっている
これは要注意。
この言葉を使う時、実は
関係を守りたい気持ち+自分の気持ちを後回しにしている状態 が重なっています。
相手にとっては“優しさ”かもしれない。
でも、自分にとっては確実に“負担”になっています。
④ 小さなことでイライラするようになった
普段は気にならないことが気になる。
細かい言動にイラッとする。
これは、心のキャパがいっぱいのサイン。
人に向いていたやさしさが、
自分に向いていない状態 のときに起こります。
2|やさしさと我慢の境界線は「心の余裕」にある
やさしさは、本来あたたかくて柔らかいもの。
でも、自分に余裕がないと
やさしさ → 義務 → 我慢
に変わってしまいます。
そして我慢が続くと…
✔ いつの間にか疲れがたまる
✔ 感情が鈍くなる
✔ 本音がわからなくなる
✔ 他人の気持ちばかり優先する
こうした連鎖が始まるんです。
“本当のやさしさ”を続けるには、まず
自分にやさしくなること が必要。
3|やさしさを「我慢」にしないための3つのヒント
① 小さな「NO」を練習する
大きな断り方は難しくても…
- 「今日は難しいので、別日にできますか?」
- 「今は手一杯なので、調整させてください」
こんな“やわらかいNO”なら、誰でも練習できます。
② 自分が満たされる行動をひとつ決める
例えば…
- 30分だけ散歩
- ひとり時間を確保
- 好きなコーヒーをゆっくり飲む
- やることリストを一個だけやめる
自分を満たす行動があるだけで、やさしさの質は変わります。
③ 「これは本当に私がやりたい?」と問いかけてみる
やさしさのつもりで行動していることも、
深呼吸をして聞いてみると…
- 「実は無理してた」
- 「期待に応えてただけ」
- 「断るのが怖かっただけ」
こんな本音が出てくることがあります。
4|やさしさは、まず自分のために使っていい
やさしい人ほど、
人のために使う前に、
自分のためにやさしくする時間が必要 です。
自分の心が満たされているほど、
誰かへのやさしさも自然と溢れていきます。
あなたのやさしさは、そのままで素晴らしい。
ただ、少しだけ “自分のために” 使ってあげてください。
「我慢しないやさしさ」を取り戻すコーチング
- 頼まれると断れない
- 気づけば自分が後回し
- 本当の気持ちを言えない
- 頑張りすぎて疲れてきた
- 優しさがしんどく感じる
こうした方のために、
自分の本音・境界線・やさしさの使い方 を整えるコーチングを提供しています。
我慢ではなく、
あなたらしい“やさしさ”を取り戻しませんか?


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