こんにちは。
コーアクティブコーチの大小田です。
未来が想像できない時にやってみる“3つの視点”
「この先どうしたい?」
そう聞かれても、うまく言葉にできないときがあります。
・働き方を変えたい
・今のままでいいのかわからない
・本当はもっと自分らしく生きたい
・でも“どこに向かえばいいか”が見えない
こんな状態になると、焦りよりも“もやもや”が広がっていきます。
でも安心してください。
未来が見えないのは、能力の問題でも、努力不足でもありません。
多くの場合、 「視点の置き方」 を変えるだけで霧が晴れ始めます。
今日は、コーチングでもよく使う
未来が見えない時に役立つ “3つの視点” を紹介します。
① 望む未来(Be)——「どんな自分でいたい?」
未来を考えるとき、多くの人が
「何をするか」「どんな仕事か」
から決めようとして、そこで止まってしまいます。
でも本当に大事なのは、その前にある “Be(あり方)”。
・どんな自分でいたいか
・どんな状態が心地いいか
・どんなエネルギーで毎日を過ごしたいか
行動の前に“あり方”が決まると、選択がシンプルになります。
例:「安心していたい」→ 安定した環境
「挑戦していたい」→ 新しい仕事や役割にワクワクしやすい
「人を支えたい」→ 対人支援の方向へ自然と意識が向く
未来が見えない時こそ、 “どんな自分でいたいか” から始めてみましょう。
② 小さな未来(Next)——「3ヶ月後の自分」を描く
未来が見えない人ほど、
1年後・5年後・10年後を描こうとして固まります。
いきなり“人生の大きな答え”を出す必要はありません。
まずは 3ヶ月後 のイメージで十分。
・どんな生活リズム?
・どんな気分で過ごしていたい?
・何が増えて、何が減っている?
・そのために、今日やれる一歩は?
3ヶ月は「変わるのに十分」「怖さが少ない」ちょうどいい期間。
未来の輪郭は、こうやって徐々に形になります。
③ 過去の宝探し(Resource)——「自分が動いた瞬間」からヒントをもらう
未来が描けない時、
実はヒントは“過去”に転がっています。
・思わず行動した瞬間
・時間を忘れた経験
・人に喜ばれて嬉しかった仕事
・やめたのに、また戻ってきたこと
これらはすべて “あなたが自然に動く方向性” を示しています。
未来を無理に「創り出す」のではなく、
過去から「拾ってくる」イメージ。
未来は“ゼロからつくる”より、
“自分の延長線上に発見する”方がスムーズです。
まとめ:未来は「考える」より “見えてくる”
未来が見えない時、私たちはつい
「もっと考えなきゃ」「明確に決めなきゃ」
と自分を追い込んでしまいます。
でも未来は、気合で描くものではなく
視点を変えた時に、自然と輪郭が見えてくるもの。
今日紹介した3つの視点は、
- Be(どんな自分でいたいか)
- Next(3ヶ月後の未来)
- Resource(過去の宝探し)
この3つの視点がそろうと、
“答えに近い方向”が驚くほど見え始めます。
未来は、今日の積み重ねの延長線上にあります。
焦らず、自分と向き合う小さなスタートを切ってみてください。


コメント