「自分の機嫌は自分で取る」に疲れたあなたへ|感情は管理するものではありません

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こんにちは。コーアクティブコーチの大小田です。 「自分の機嫌は自分で取る」 いい言葉だと思います。周りのせいにせず、自分で自分を整える。大人として、たしかにその通りだなと思います。 ただ最近、この言葉に少し疲れている方に出会うことが増えました。 「機嫌が悪い自分は、周りに迷惑をかけている」 「落ち込んでいる時点で、自己管理ができていない」 そんなふうに、自分を追い込む道具になってしまっているんです。 今日は、そのことについて書かせてください。

感情は、管理する対象ではありません

不機嫌は「悪」ではなく、情報です

私は、感情はからだから届いている情報だと考えています。 お腹が空いたら「食べて」というサインが出ます。ケガをしたら痛みが出ます。誰も「痛みを感じる自分は自己管理ができていない」とは言いません。 感情も同じではないでしょうか。 不機嫌には、たいてい理由があります。
  • 疲れていて、余裕がない
  • 大切にしているものが、雑に扱われた
  • 本当は言いたいことがあるのに、飲み込んだ
これらは全部、知る価値のある情報です。 それを「機嫌が悪いのは自分の落ち度」として蓋をしてしまうと、情報だけ捨てて、原因は残ります。

「上げる」ことばかりが目的になると、しんどい

「自分の機嫌は自分で取る」を「常に機嫌よくいなければならない」と受け取ると、かなりきつくなります。 人は機械ではないので、常に一定ではいられません。 天気が悪ければ気分も動きます。寝不足なら反応も鈍ります。それは不具合ではなく、人間の仕様です。 仕事柄、いつも元気なスタンスですが、長年のお客様には「今日声に元気ないね」と体調不良を感じられたことがありましたね。その時は「ダメだな」と思ってしまいました。

機嫌の悪さは、たいてい「からだ」から来ている

ここは、ジムの現場に長くいる立場からお伝えしたいところです。 「今日はどうもイライラする」という方に話を聞いていくと、高い確率で睡眠か食事のどちらかが崩れています。
  • 昨日、何時に寝ましたか
  • 今日、朝ごはんは食べましたか
  • ここ数日、まともに休めた日はありますか
心の持ち方の話をする前に、まずここです。

空腹と睡眠不足の状態で「前向きに考えよう」は、無理があります。

これは意志の問題ではなく、コンディションの問題です。 私は東洋医学や薬膳の考え方も学んできましたが、そこでも心とからだは切り離して考えません。食べ方が乱れれば気分も乱れる。ごく自然な話として扱われます。 だから私は、気分の相談を受けたときこそ、まずからだのほうを見ます。

感情との距離を変える、3つの問い

感情を無理に変えようとするのではなく、少し距離を取って眺める。それだけで、扱いやすくなります。

①「今、何が起きている?」

「イライラしている」で止めず、もう一歩だけ具体的にします。 「予定を勝手に変えられて、イライラしている」 こうやって出来事と感情をセットにすると、扱えるものになります。漠然とした不機嫌は、扱えません。

②「これは、何を大事にしているサイン?」

腹が立つのは、大事にしているものがあるからです。 予定を勝手に変えられて腹が立つなら、あなたは段取りや約束を大事にしている人なのかもしれません。 そう捉えると、不機嫌は自分の価値観を教えてくれる手がかりになります。

③「今のわたしに、いちばん必要なものは?」

最後に、これだけ聞いてみてください。 答えは、意外と地味です。 「寝たい」「静かにしたい」「一人になりたい」「ちゃんと謝ってほしい」 そのくらいシンプルなことのほうが、本音であることが多いです。

機嫌が悪い日の自分にも、いてもらっていい

コーアクティブコーチングでは、人はもともと創造力があり、才知にあふれ、欠けるところのない存在だという考え方を大切にします。 これは「常に元気でいるべき」という意味ではありません。 機嫌が悪い日の自分も、落ち込んでいる日の自分も欠けてはいない。そういう見方です。 自分の機嫌を自分で取るというのは、無理やり上げることではなく、自分の状態に自分で気づいてあげることなのだと私は思っています。 気づけたら、それでもう半分は取れています。 今日、あなたの機嫌はどうですか。

よくある質問

「自分の機嫌は自分で取る」を実践できず落ち込みます

この言葉を「常に機嫌よくいなければならない」と受け取ると苦しくなります。人は機械ではないので常に一定ではいられません。気分が天気や睡眠に左右されるのは不具合ではなく、人間の仕様です。

不機嫌になってしまう自分をどう扱えばいいですか?

不機嫌は情報だと考えてください。疲れている、大切なものが雑に扱われた、本当は言いたいことを飲み込んだ。そのどれかを教えてくれています。蓋をすると情報だけ捨てて原因が残ります。

イライラが止まらないときは何をすればいいですか?

まず睡眠と食事を確認してください。イライラが続くとき、高い確率でどちらかが崩れています。空腹と睡眠不足の状態で前向きに考えようとするのは無理があります。意志ではなくコンディションの問題です。

感情をコントロールできるようになりたいのですが

コントロールしようとするより、距離を取って眺めるほうが扱いやすくなります。「何にイライラしたのか」を出来事とセットで言葉にし、「これは何を大事にしているサインか」と問い直してみてください。

コーチングでは感情をどう扱いますか?

抑えたり変えたりするのではなく、そこにある情報として一緒に眺めていきます。コーアクティブコーチングでは、人はもともと創造力があり才知にあふれた存在だと捉えます。機嫌が悪い日の自分も欠けてはいない、という見方です。

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