こんにちは。
コーアクティブコーチの大小田です。
今回は、セッションでのコーチ自身の内情をブログにしていきます。
共感し、理解するからこそ「入りすぎてしまう瞬間」わかっていてもつい、、、そんな自分自身のセッションを振り返ってみたいと思います。
「まとめてしまった」セッションの正直な振り返り
もう5年以上もパーソナルトレーニングのクライアントであり、プライベートでも食事をさせていただくような関係性のエグゼクティブのクライアント。
公私でいろいろお話をして知っていることも多いため、コーチングのセッションでも話していなくてもわかってしまうことが多く、大事なクライアントだからこそより理解しようとしてしまいます。
クライアントは、自分がしたい事や「夢」がぼんやりしていて、それを見つける旅に出る直前にセッションを申し込んでくれました。
その辺りの「今」をお話しいただくと「いいワード」がたくさん出てきます。
それをノートにメモし見てみると、、、点と点が繋がるようにクライアントの真の想いが見えてきます。
でもクライアントは話しながら、内容が彷徨いがち!こんな時、つい「助けたい」と思ってしまいます。でもそれはクライアント自身の「気づき」を奪うことになってしまうのです。
優しさと技術は、時に裏目に出る
私のコーチングでのストロングポイントは「挑戦」のスキルで、クライアントが思ってもいないところへ一旦行ってみる事です。
今回もたくさんの点が線になって見えたとき、私は「挑戦」のスキルでクライアントに提案してみました。
クライアントの思いを「まとめて」「自分なりの解釈」で「言語化」してみたのです。
これって、自分の長所でもあるんですが、要点をまとめて新しい案や改良案を出すことが得意なんですね。
でもその瞬間に傾聴レベルで言うと「レベル1」
自分自身に矢印を向けてしまっているのです。
説明を聞く人になってはいけない
自分自身の得意な能力で、話をまとめて言語化してしまった瞬間、クライアントは「説明を聞く人」になってしまいます。
クライアントから「知らないところに行くのが楽しい」「旅行が一番楽しい」「息子とイタリアに行きたい」とやりたい事や価値観がたくさん出てきたところで、価値観を言語化したり、意味付けを深めたりとやり過ぎてしまう。
本当は、

「今その話をしているとき、体はどんな状態ですか?」
「今の話でどれが一番残っていますか?」
と言うような問いで良かったのかなと振り返って思います。
まとめたくなったら立ち止まってみる
たくさんのワードが出てきたらついまとめようとしてしまう。そんな時は一旦立ち止まる!自分自身が。
あくまでクライアントがどう感じているか?相手に焦点を当て続けるために、少し、傾聴レベル1になってもいいので立ち止まることをしていこうと思います。
自分自身のコントロールがとても大事だから。
そして、言葉にしたくなったら、「もし違っていたら言ってほしんですが、、、」や「これは仮説ですけど、、、」と言い切らないだけでクライアントが主導で話ができるようになる。
そんな関係性をクライアントと作っていきたいと思います。
コーチングで大切なのは「進めること」じゃない
コーチングの語源には、馬車で目的地まで連れていくという意味があります。
私自身がクライアントとしてコーチングを受けてきて、どんどん前に進んでいることを実感し、それを他の方にも味わって欲しくコーチとして活動を始めました。
前に進ませることがいつの間にか目的になってしまっている事があるのも今回は感じました。
自分が連れて行くのではなく、一緒にそこに向かう!コーアクティブコーチングの本質であると思います。
クライアントが置いてけぼりにならないよう、「今」ここに一緒にいることを大切に進む。
その価値を大事にしていこうと感じました。
沈黙と問いは、信頼の証
クライアントの価値観を引き出すことはとても大事で一緒に共有することは素晴らしいコーチング時間になります。
ただそこにおける「沈黙」はクライアントにとってとても大事な時間であり、コーチにとっては大事な見守る時間であると思います。
また、たくさんの問いを投げかけるより、同じ問いを深めて行くこともクライアントが本来の価値観に気づく大事なポイントだと感じました。
その結果、クライアントとの信頼が深まり、さらにより良い協働関係が築けることでしょう。
今回のセッションがくれた、コーチとしての学び
コーチとして自分が好きな前へ進むという部分を、技術ではなく、クライアントに委ねていく。
技術を手放し、クライアントを「信じる」と言うコーアクティブコーチングの本質を突き詰めることで、意図的な協働関係が築かれ、より本質的な変化を生んでくれるんだろうと学びました。
大事な人だからこそ、相手を信じて相手に委ねる。そんな自分自身の在り方をこれから作っていきたいと思います。
今回もクライアントから、自分自身を見つめるいい旅になったと後日、報告を受けました。
実際、秋に息子さんとイタリアに旅に行くことを決めたそうで、息子さんにも話したそうです。
結果として、クライアントが自走していけたことが何より嬉しくありましたが、もっと本質的な変化があったかもしれないと思うと次の楽しみでもあります。
気づかせるコーチから、待てるコーチへ
今後のセッションでは、クライアントを信じ切る、「待てるコーチ」を目指していきます。
クライアントに常に主導権があり、安心して自分自身のあり方を見つめられる。
それが結果として一番深いところで変化を生むことを見るのを楽しみに!
次回セッションを一緒に作っていきたいと思います。
まだまだ成長中のコーチですがこれからもたくさんの方の伴走が出来ればと思っていますので、気になる方はお問い合わせください。

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